そんな親御様方の強い気持ちで、『社会福祉法人 育成福祉会』は設立されました。
昭和37年12月に設立された「沖縄精神薄弱育成会」(現:育成福祉会)は、常勤の職員を配置したものの、決まった収入がある訳ではなく、会員を勧誘しながらの活動を行っていました。
当時の沖縄県では、知的障害児の多くが在宅を余儀なくされていた上、米国統治下にあったこともあり、知的障害児が通える施設を設立するには厳しい条件を満たす必要がありました。
そこで、子ども達の居場所づくりのため、親御様方自らが行動し、その条件をすべて満たした昭和38年11月26日、法人設立が認められたのです。
その後様々な施設を設置していく中で、名称を現在の「育成福祉会」に改め、施設経営に専念することとなりました。
現在では、10か所の事業所を設立し、知的障害のある人も楽しく生活できるような地域支援の充実に努めています。
地域の皆さまが安心して生活できる場所を目指し、
信頼と深い絆を意識した事業運営を大切にしています。